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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 特別な措置は必要ありません。低レベル施設内であれば移動は自由とします。 SCP-XXX-JPは常に知識に飢えており、事あるごとに実験に加わろうとしてきますが、研究内容を漏洩することはいかなる場合も許されません。SCP-XXX-JPは大変頑固であるが単純である為、実験に支障が出る際には、速やかに1.0×1.5×1.0のケージに収納し、書物(近代日本文学史が望ましい)を与えておきましょう。
説明: SCP-XXX-JPは赤毛のオスの柴犬です。見た目や性質は一般的な柴犬と変わりません。高度な知能を持ち、人間を含めたあらゆる生物との意思疎通を取ることが可能です。しかし、人語の中でも外国語(特に英語)に苦手意識を持っているため、日本人以外の相手と交渉、またはクロステストを行う際には首輪に通訳機を取り付けること。読書を好み、財団の研究にも興味を持っています。財団にも非常に協力的ですが、度々██████博士の下で、自身を助手兼研究員として起用するよう財団に要請しています。尚、財団はこの要請を全て却下しました。しかし、現在はレベル2以上の職員のみ研究以外の相談をする目的として使用することが許可されました。またこの結果職員の精神状態を向上させ、労働体制が大幅に改善されました。SCP-XXX-JPもこの状態に満足しているようです。
SCP-XXX-JPは山形県██████市に存在する集合住宅の一角で捕獲されました。当時現場では、SCP-XXX-JPの他SCP-XXX-JPの飼い主とみられる30代の男性が意識不明の状態で発見されました。男性の健康状態は良好で、財団はSCP-XXX-JPが何かしら精神的ショックを与えたと見て、男性に記憶処理を施しました。男性はSCP-XXX-JPを知人(SCP財団職員)に譲ったと認識しています。
以下██████博士による捕獲当時のインタビュー
補遺: 彼は職員ではなく、あくまでもSCPであることを忘れぬように。
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タイトル: SCP-XXX-JP - 賢者
著者: ©︎Shiba-Dog
作成年: 2022
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